オンライン英会話とTOEIC

2017年1月8日

今回は、オンライン英会話とTOEICについて取り上げます。

オンライン英会話は、TOEICの試験対策を一貫した指導体制やカリキュラムでしっかり行いたいという方におすすめです。特に、自己流のTOEIC対策がなかなか続かないという方におすすめできます(オンライン英会話に効果はあるのか)。

TOEICとは

TOEICは、アメリカの非営利団体・教育試験サービス(ETS)が主催し、日本では一般財団法人・国際ビジネスコミュニケーション協会 (IIBC)が実施する世界共通の英語能力テストです(オンライン英会話の学習方法)。

ETSは、TOEFLも実施している団体です。両者の違いですが、TOEICは日常英会話およびビジネス英会話を主眼としており、企業・学校・団体で英語能力の評価基準として幅広く利用されます。TOEFLは英語圏の高等教育機関における英語コミュニケーション能力を測定し、留学や入学者選抜の基準に利用されることが一般的です。

TOEICでは、TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC LR。旧・「TOEICテスト」)、TOEIC Speaking & Writing Tests(TOEIC SW)、TOEIC Bridge Test(TOEIC Bridge)という3種類のテストが実施されます。

このうち、TOEIC Bridgeは英語の初心者や高校生向けのテストですが、一定の英語力がある場合はTOEIC LRやTOEIC SWの受験が推奨されていています。TOEIC Bridgeは、高校での特進クラス・英語クラスの選抜に導入される例などを除けば、一般社会で評価されるケースが少なく、受験者の数は伸び悩んでいるといえます。

TOEICのうち、最も受験者が多いテストが「TOEIC Listening & Reading Test」(TOEIC LR)です。これはマークシート形式のペーパーテストで、リスニングとリーディングを100問づつ・合計200問解き、10点から990点のスコア評価が行われます。単に「TOEIC」という場合、従来から実施されているTOEIC LRを指すことが多いといえます(英語の返り読みを矯正しよう)。

旧・TOEICテストがTOEIC Listening & Reading Test(TOEIC LR)に改称したのは、2016年です。2016~2017年にかけて、一部の出題形式が変更され、各パートの設問数や形式が変わっています。

一方、TOEIC Speaking & Writing Testsは「TOEIC SW」と言われ、従来のTOEICテストとは異なる技能を測定するものです。ヘッドセットを装着し、パソコン画面の指示に従って音声を吹き込んだり、文章を入力したりして解答する形式を採用しています(オンライン英会話のスピーチレッスン)。

TOEIC SWは、スピーキングとライティングのテストが合計19問実施され、0~200点のスコアで評価されます。TOEIC SWは、問題レベルはTOEFLに準じており、スピーキングの問題形式はTOEFLと同等で、スピーキング・ライティングともTOEFLとの類似問題も見られます。TOEIC SWは、日本では2007年に初めて実施されました。

TOEICは、従来からのペーパーテストで基本的な英語スキルを評価する「TOEIC LR」を改善させ、より実践的な「TOEIC SW」を導入することで、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングという英語の4技能をトータルで評価する方向へ向かっています(オンライン英会話でライティングレッスンを受けよう)。

オンライン英会話とTOEIC SW

オンライン英会話が特に威力を発揮するのが、TOEIC SWです。これは、ペーパーテストによる知識偏重という旧・TOEICテスト(現・TOEIC LR)の足りない点を補い、独自の試験形式でより実用的な英語能力を測定する新テストです。

また、先述の通り、TOEIC SWは、問題形式や問題レベルがTOEFLと同等のものを採用しています。実際の問題もTOEFLとの類似問題が確認されています。さらに、TOEFLとTOEIC SWは、ETSのInternet-Based Testing (iBT) というシステムを通じた受験形態も同じです。

オンライン英会話でも、TOEIC SW対応のコースを設けたサービスのほか、TOEFL対策のレッスンを活用することで、TOEIC対策とすることが十分可能です。こうした点について、具体的なサービス例は詳しく後述します。

TOEIC SWはTOEFLを参考にして出来たテストといっても過言ではありませんし、TOEFL対策の豊富なノウハウを有するオンライン英会話を選ぶことも、良いサービス選びのポイントといえます(オンライン英会話でロールプレイング)。

オンライン英会話にTOEIC対策の効果はあるのか?

「オンライン英会話は、TOEICの対策に効果があるのか?」という点については、独学の場合と比較すると明らかになると思います(オンライン英会話の使用感は?)。

TOEICは、従来の旧・TOEICテストだけなら、独学でもかなりの程度までスコアを上げることができ、相当の英語の知識があるだけでも、取れないことも無いテストでした。

しかし、その場合でも、独学が継続せず、自力ではすぐ諦めてしまうような方にとって、対面式で学習が長続きしやすいオンライン英会話は、かなりのTOEIC受験生の受け皿となってきています。

また、市販教材が中心の独学の場合と異なり、長年の指導経験に基づき、TOEIC対策においても優れた学習効果を持つオンライン英会話も少なくありません(オンライン英会話の教材)。

なんといっても、オンライン英会話の最大の強みは、レッスン中でも分からなかった点をフォローしてもらったり、聞き取れなかった点を繰り返すといった、疑問点をその場で解決できるという点です。

独学の場合、自分で選んだ教材がそもそも自分に合っているとは限らず、わからなかった点は納得行くまで自分で調べる必要があります。こうした時間的な無駄を省ける点も、オンライン英会話の学習効果といえます。

現在TOEICは、先述通り、知識偏重な性格の強いTOEIC LRの問題形式を見直すとともに、TOEIC SWを導入してペーパーテストでは測れない実践的な技能を測定し、英語の4技能を総合的に評価する方向性へとシフトしています。

こうしたことから、教科書的ではない、実生活で使える英語を練習できるオンライン英会話が与えるTOEIC対策の効果が、さらに見直されているといえます(フリートークの学習効果を引き出そう)。

TOEIC対策ができるオンライン英会話は?

ここでは、TOEIC対策対応のオンライン英会話のなかでも、特に定番のサービスを取り上げていきます(オンライン英会話の比較)。

まず、QQEnglishは、TOEIC対策のオンライン英会話のなかでも、最も一貫性の高い優れたカリキュラムを提供しています。このうち、英会話初心者~TOEIC550点未満の方はTOEICコースの前に、英語力をバランス良く向上させる「QQE BASICS」を受講することになります。

この段階の方は、「Vocabulary Builder For Intermidiate」「Vocabulary Builder For Beginner」といった初級レベルのレッスンも提供され、本格的な英語力の土台を作り上げることができます。

その一方、TOEIC550点以上または「QQE BASICS」で一定の段階の受講を済ませた方は、TOEIC LRに対応する「目指せハイ・スコアラー」、ボキャブラリーだけでなくスピーキングもレベルアップできる「Vocabulary Builder」、TOEIC SWのスピーキング対策ができる「TOEIC SPEAKING」が提供されます(オンライン英会話はいつまで続けたら良いのか?)。

QQEnglishは非常に優れた自社開発のオリジナル教材を使ったレッスンが基本で、ライティング以外のTOEIC対策には初心者から上級者までフルに対応しています。TOEICコースの全てを受講できる料金プランなら、優秀な講師やレッスン内容の選択肢などサービス内容に制限が無く、受講すれば受講するほどレッスン1回あたりの料金が安く済むこともメリットといえます。

その一方、ベストティーチャーは、TOEIC SWのライティングに特化したコースに定評があります。「TOEIC SW対策コース」は、TOEIC SWのライティング対策を軸としつつ、併せてスピーキングの練習にもなります。

このTOEIC SW対策コースを申し込むことで、提携しているJリサーチ出版の指定教材の掲載問題を題材とした、ライティングを含むレッスンを回数無制限の月額固定料金で受けることができます。このコースは、TOEIC SWの勉強を初めて開始される方も受講OKです。

ベストティーチャーはもともと、予習レッスンとして講師の指導のもとでライティングを行い、その自作の英文を使ってレッスンを受けるスタイルのオンライン英会話です。スピーキングはもちろんですが、ライティング指導の専門性が高いオンライン英会話といえます。

ベストティーチャーも、独自教材や指定教材に基づく一貫した指導が原則です。あらゆる英会話レッスンにおいて、ライティングを通じてレッスン内容を作り上げていくスタイルが基本であり、ライティングの指導には定評のあるオンライン英会話といえます(オンライン英会話は毎日受けたほうが良いか?)。

その一方、TOEIC対策で問題を徹底して解きたいという方には、EFイングリッシュライブがおすすめです。TOEICコースを選べば、28項目の集中コースで1600以上の設問が用意され、本番同様の形式で模擬テストも提供されます。

また、EFイングリッシュライブにはTOEFLコースもあり、これを選べば60のスピーキング・エクササイズと20のライティング・エクササイズ、および、やはり本番同様の形式で模擬テストが受けられます。

先述の通り、TOEFLとTOEIC SWは、受験形態が同じで問題のレベルや形式は共通点が多く見られます。EFイングリッシュライブではTOEIC・TOEFL両方のコースを受けた場合でも月額料金は変わらず、問題練習中心の学習をこなしたい方には十分おすすめです。

DMM英会話は、リーディングセクションの強化を目的とした初心者~600点程度の市販教材を使ったレッスンを用意しています(DMM英会話について)。

レアジョブは、上級者向けにTOEFLスピーキングレッスンを開講しており、公式ブログ「RareJob English Lab」でTOEIC SWのスピーキング対策に活用できる方法を提案しています。このほか、TOEICの初級・600点対策・中級向けにそれぞれオリジナルの教材・カリキュラムを用意しています。

DMM英会話やレアジョブは、数千人単位の講師が在籍しており、どんなレッスン・カリキュラムの場合(日常英会話、旅行英会話、ビジネス英会話、TOEIC対策など)でも、教材費はすべて無料で追加料金は一切かからず、同じ料金プランのままさまざまなレッスンを選ぶことができます(英語学習全体のなかでオンライン英会話を考えよう)。

ネイティブキャンプは、TOEIC LR対策の書籍を多数販売しているニュートンプレスと提携し、TOEIC800点コースを提供しています。指定教材はTOEIC公式問題集(要・別途購入)であり、問題を解きながら講師の指導を受けるレッスンとなります。

DMM英会話、レアジョブ、ネイティブキャンプは、各社の独自教材・指定教材の使用は任意であり、自分で希望する教材・題材を持ち込んだり、自作のライティングの添削など、リクエストに応じたレッスン内容の自由度・カリキュラムの柔軟性が非常に高く、初級者~上級者までオールラウンドで柔軟に対応しています。

これら3社は、学習したい教材が決まっていたり、特定の技能に関して指導を受けたいといった、自分で個別にレッスン内容をカスタマイズしたい方には十分おすすめできるオンライン英会話といえます。継続的な自習をベースにしつつ、適切なフォローを受けたい方にも最適でしょう(オンライン英会話と英文法)。

その一方、QQEnglish、ベストティーチャー、EFイングリッシュライブは、各社のオリジナル教材を使うことが原則で、一貫性のある精度の高いレッスンが受講できます。何から始めたら良いか分からないといった方や、教材や学習内容はサービス側におまかせしたいという方に最適です。

特にQQEnglishは、全くの初心者から900点超えを目指す上級者まで、系統立てた本格的なカリキュラムで対応し、ベストティーチャーはライティングとスピーキングに特化した専門性の高いコースを提供し、EFイングリッシュライブはTOEIC・TOEFL両コースを用意しており、徹底した問題練習を受けたい方に最適です(オンライン英会話で目標を設定しよう)。

スポンサーリンク