オンライン英会話とTOEICを併用しよう

2017年1月18日

オンライン英会話とTOEICを併用することは、実際に使える英語の習得と、英語スキルに見合った語彙、文法、読解などの理解力を高め合い、大きな学習効果が期待できます。

TOEICについて

TOEICは、アメリカの教育試験サービス(ETS)という非営利団体が実施している世界共通の英語試験です。日本でも採用試験や人事評価、大学や大学院の入学試験など、英語の技能を判断する重要な指標として扱われることが数多く見られます。

TOEICに似た英語試験には、同じETSが実施しているTOEFLもあります。TOEICは日常英会話やビジネス英会話を主たる範囲とし、企業や学校で幅広く使われるのに対し、TOEFLは英語圏の高等教育機関(大学、大学院、短大など)への入学・留学希望者に対し、その選抜のための英語力(講義の受講、学術書の講読、ディスカッションなど)を判定するために使われます。

TOEICは、従来ペーパーテストでリスニングとリーディングの技能をテストしていた旧・「TOEICテスト」がTOEIC LR(TOEIC Listening & Reading Test)となり、これとは別にTOEIC SW(TOEIC Speaking & Writing Tests)が始まりました。

新たに加わったTOEIC SWでは、ヘッドセットを装着し、パソコン画面の指示に従って音声を吹き込んだり、文章を入力したりして解答する形式を採用しています。ペーパーテストで知識偏重だったTOEIC LRも、問題形式などが変更されています。

ちなみに、TOEIC SWの問題レベルはTOEFLに準じており、問題形式もTOEFLと同等だったり、類似問題が見られるといった共通点が多く見られます。TOEIC SWは一部の問題を除き、TOEFLの対策でも十分対応できる試験が多くを占めています。

なお、このほかにも、TOEIC Bridgeという初級者や高校生向けの英語テストがあります。こちらは高校での英語クラス・進学クラスの選抜に使用されるほか、一般にはあまり広がっていません。ここでも、特に断りがない場合、TOEICといえばTOEIC LRやTOEIC SWを意味します。

TOEIC LRは990点まで、TOEIC SWは200点までのスコア評価で判定されます。TOEICは英語で読む、聞く、話す、書くという4技能がさまざまな設問で問われ、文法や語彙などの総合的な英語力がどこまで理解できているかを測るのに最適な英語テストといえます。

その一方、TOEICのスコアが高いからといって、実際の英会話が上達しているか、といえばそうとは限りません。TOEICはあくまでも英語の理解度をスコア化して測る試験であり、このことと、「実際に英語を使いこなせる能力」は別物といえます。

ただしTOEICは、企業や学校などで必要とする機会が無い方でも、誰もが自由に受験できる試験です。英語学習の成果を数値化して自分の英語の理解度を確認できるテストとしては、最も信頼できる英語試験としておすすめします。

オンライン英会話について

オンライン英会話は、対面式で講師とやり取りを行う受講形態です。スピーキング、リスニング、リーディング、ライティングという4技能それぞれにおいて、高い学習効果を発揮します。

このうち、スピーキングやリスニングに関しては、TOEICの試験対策を行っているだけでは、なかなか身についたり上達するということが難しいと思います。

普通に考えれば、自分が英語で話せないことを聞き取れるわけがありません。それを実際の会話のなかでは、自分も表現したいことを英語で話しつつ、相手の言うことも正確に聞き取って正しく理解する必要があります。

オンライン英会話なら、間違った言い回しや発音は講師が指摘してくれますし、この会話練習を何度でも回数を重ねて、コミュニケーションの技能を身につけることができます。

また、英字記事を使ったレッスンでは、記事の速読や音読によってリーディングと発音の能力が鍛えられます。記事を読んで要約したり、用意された設問による質疑応答や、記事を踏まえた講師との討論形式のレッスンも受けられます。

オンライン英会話の題材は何もニュース記事に限らず、一般的な読み物だったり、画像や動画を交えた教材の場合もあります。発音や文法のミスがあれば優しく指摘してくれる講師が多く、自由度の高いサービスなら自分で希望する教材も持ち込めます。

オンライン英会話の場合、Skypeなどインターネット通信サービスを利用した受講形態が一般的です。Skypeなどにはチャット機能や共有機能もあり、互いにメッセージやファイルをやり取りすることができます。

このため、Web上の教材をレッスンに提案することが出来たり、自作の英作文・英文企画書・英文メールなどのライティング指導もOKというオンライン英会話もたくさんあります。このように、オンライン英会話は英語の4技能すべてに対応できます。

オンライン英会話の最大の強みは、講師とのリアルタイムなやり取りのなかで、実生活に使える英語コミュニケーション能力が身につくことです。試験対策では得ることができない、英語で相手の考えを理解したり自分の考えを伝える技能の向上こそが、オンライン英会話が最も得意とする長所といえます。

オンライン英会話とTOEICを併用しよう

実際に使える英語能力を身につけ、英語でコミュニケーションができるようになるということであれば、オンライン英会話だけでも十分なのですが、だからといってTOEICの試験勉強に意味が無いということは決してありません。

英語を早く正確に読んだり、聞いた事柄を正しく理解するといったことに必要な文法やボキャブラリー、適切な英語のルールなどは、TOEICの試験勉強を通じてインプットしていくことが非常に効率的で効果的です。

その一方で、実際に読む、聞く、話す、聞くという英語の運用スキルを使えるレベルまで身につけるのは、オンライン英会話の学習効果が圧倒的に高いといえます。オンライン英会話とTOEIC対策をバランス良く併用することが、総合的なレベルアップに繋がります。

TOEICは知識として知っておくべき英語の単語、表現、文法やその使い方について、試験対策を通じてインプットしていくのに最適な英語試験といえます。また、自分の英語スキルについて、数値化された評価を知ることは、大きな動機付けとなります。

漫然と英語学習をやっていても張り合いが無いという方は特に、TOEICを英語の理解度の目安と位置づけ、スコアアップを目指して試験対策に励むこともおすすめできます。

その一方、TOEICでどれだけ高スコアを出したからといって、それだけで実際のコミュニケーション能力が向上したわけではありません。また、TOEICのスコアを伸ばすことだけが英語学習の目的ではありません。

英語はあくまでも意思疎通の手段やツールであって、英語そのものが英語で話す目的ではありません。TOEICを受けること自体も目的ではなく、オンライン英会話と上手に併用することで、その先にある、英語で理解できる世界を広げることが見えてきます。

英語でどんなことを理解したいのか、何を話してみたいのか、その中身が重要であり、英語は自分の世界を広げるためのの手段です。そのコミュニケーション能力の定着には、オンライン英会話は非常に優れた英語学習法だといえます。

もちろん、何かを話すと言っても、その土台となるベースの部分が必要です。そこでTOEICの試験対策が活きてきます。英語表現に必要なポイントや語彙、文法はTOEICで学び、それらを駆使して実社会で使える英語技能の習得にはオンライン英会話という併用は、とても望ましい学習方法だといえます。

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