通学型英会話スクールの選び方

通学型英会話スクールで最も重要なのは、講師との相性です。通学型英会話スクールは担任制または予約制が一般的ですが、どちらの場合も有名な大手スクールほど在籍講師の多さから、より良い講師に出会える可能性が高まります。

ただし、通学型の場合、同じ運営会社の英会話スクールであっても、校舎によって雰囲気や提供カリキュラムの内容に違いがある点も留意すべきでしょう。

特に講師に関しては、自分に合う・合わないという相性も重要ですが、授業の進め方と教える能力の高さも見極めたいところです。

このうち、授業の進め方に関しては、学校教育のような座学ばかりではなく、受講生の発言機会を多く設けたり、実際に話すアウトプットの訓練が多い授業のほうが学習効果は高く、退屈にもならない授業だといえます。

また、教える能力のスキルに関しては、英語の教育スキルと言って良いかと思います。生徒の発言ややる気を引き出し、楽しいだけでなく前向きで高い学習効果を得られる良い講師に出会うことが必要です。

この点については、ネイティブの講師がすべて教え方が上手いとは限りませんし、日本人の講師でも自身の英語習得の経験に基づく優れた講師がたくさんおられるといえます。

このほか、通学型英会話スクールといっても、カリキュラムがきっちりと固定化したところは初心者向けといえますし、非常に柔軟で自由度の高いスクールは中上級者向けといえます。

料金に関しては、正直にいえば、どれだけ安いコースであっても、オンライン英会話に及ぶことは無いと思います。ここは、実際にリアルタイムで人と人が接してを行うことに関して、大きな意義があると感じれば、値段に関係なくおすすめできると思います。

今回はこうした通学型の英会話スクールに関して、賢く上手な選び方のポイントを挙げていきます。

通学型英会話スクールを選ぶポイント

通学型の英会話スクールといえば、日常英会話に強いイーオン、NOVA、ECC外語学院や、ビジネス英会話に強いGabaやベルリッツなど、それぞれに特色あるレッスン内容やカリキュラム、受講形態が見られます。

ここでは、講師、受講形態、担任制・予約制、その他(開講コース、カリキュラム、課題など)を取り上げ、通学型英会話スクールを選ぶ際のポイントを説明していきます。

講師

通学型英会話スクールのうち、ベルリッツやNOVAはほぼ100%外国人講師であり、ネイティブの講師を採用しています。確かに英語を母国語とする講師の方は、きれいな発音で流暢なイントネーションですし、英語固有の表現をたくさん持ち合わせています。

また、ネイティブの講師は、英語圏の背景となる知識も豊富ですし、何よりも「外国人と英会話を行う」という練習になります。外国人とのコミュニケーション経験を積むことで、プレッシャーに負けない英会話スキルを身につけることができます。

その一方、Gaba、ECC、イーオンでは、外国人講師と日本人講師が在籍しています。日本人講師の場合は、きめ細やかな指導を日本語で受けることも可能ですし、講師自身が英語を習得した経験がある方なので、教え方が上手く、説明もわかりやすい方が多いといえます。

英会話スクールの講師に関しては、外国人講師だから良いとは一概にいえないと思います。英語を英語で教えることは案外むずかしいものですし、外国人講師がすべて、授業の進め方や教え方が上手いとは限りません。

こればかりは日本人講師にも言えることですし、あまり講師の出身国にこだわらず、自分が受講してみてよく分からないと思ったら、講師の変更にも柔軟に対応してくれるスクールを選んだほうが賢いと思います。

受講形態

通学型英会話スクールの場合、1対1のマンツーマンレッスンか、1人の講師が複数の受講生に授業を行うグループレッスンかという違いがあります。

Gabaはマンツーマンが原則ですし、ECCはグループが原則です。イーオンはクラスによって異なり、ベルリッツはマンツーマンレッスンが多め、NOVAは両方のレッスンを推奨しています。

マンツーマンは1対1であり、受講時間をすべて自分のために使えることが大きなメリットです。それだけに、自分からどんどん英語で話し出し、講師との間で英語の掛け合いが進むようなレッスンに向いています。

グループレッスンは、他の受講生の良い点・悪い点に接することが出来ますし、受講生のなかで自分の英語スキルを確認しながら受講できるメリットがあります。

ただ、マンツーマンの場合は、自分から積極的に発言をすることを避けていては、大きな学習効果は得られません。グループの場合も、講師の話を受講生が聞くばかりの授業では、退屈で達成感を得ることが少ない授業となりがちです。

このように、マンツーマンにもグループにも、それぞれにメリット・デメリットがあります。実践的な訓練に向いているのはマンツーマンですし、グループレッスンでも生徒をどんどん当てていくなど、発言機会を数多く増やしてくれる講師は良い授業だといえます。

担任制・予約制

通学型英会話スクールのうち、イーオンは担任制、NOVAは担任制がありません。ECCは担任制ですが自由予約制のレッスンもあります。Gabaは担任制ではありませんが同じ講師を選ぶことは可能です。ベルリッツは担任制を希望する場合は対応可能です。

担任制の最大のメリットは、個々の受講生を継続的にフォローしてくれる点です。英語スキルや学習の進捗状況を把握し、毎回のレッスンに活かされます。自分の弱点やクセなどを分かってくれた上で、より良い指導を受けることができます。

万が一、担任と合わなかった場合には、変更を申し出ることができる英会話スクールもあります。担任制はオンライン英会話では導入しているところがほとんど無く、通学型スクールを使う場合には最も優位な点だといえます。

ただし、同じ担任と何度もレッスンを重ねていくうちに、互いのクセや受講スタイルに慣れきってしまうのも考えものです。レッスンが間延びしてしまうようであれば、やはり担任を変更するか、予約制レッスンに切り替えることを考えても良いと思います。

その他

通学型英会話スクールはオンライン英会話に比べると、料金面ではどうしても高いという面が否定できません。

典型的な初級向けコースで比べても、通学型英会話スクールを1年間申し込んで週に2回受講する場合、1回あたりの受講料はグループレッスンで2500円~、マンツーマンで6500円~というところが相場だと思います。

その一方、Gabaはレッスンの日時を毎回選べる自由予約制で、どこの校舎でも自由に選べる「Lesson Anywhere」という制度を導入しています。ECCのように他の校舎でも振替受講OKというところもあります。

開講コースに関しても、日常英会話やビジネス英会話といった目的別のコースはもちろん、土・日専用のコース、1日集中特訓コースなど、受講生のニーズや予算に合わせてさまざまなコースが開講されています。

ベルリッツやGabaは最初に受講目的を聞き取ったうえで、とても実践的なレッスンを中心に行うといえます。特にベルリッツは課題(宿題)を出すことが多く、Gaba、イーオン、ECCも講師によっては課題を出す方がおられます。

Gabaやベルリッツはとても高めの料金設定ですが、とても高品質な英会話レッスンを提供しており、特にビジネス英語に強みを発揮している通学型英会話スクールといえます。

ECCやイーオンは、通学型英会話スクールのなかで、とてもバランスが良く、レッスンメニューが充実していることは大きなメリットといえます。

NOVAは課題が出ることがほとんど無い一方、他社に比べて一貫性が高く決められたレッスン内容を提供しています。「英会話を始めたいが何から始めたら良いのか分からない」といった初心者には有力な選択肢といえます。

一般的に、英会話スクールの課題は、受講生も講師も嫌がるものです。しかし課題は、授業の確認や進捗状況の把握につながります。また、採点に手間がかかる課題を積極的に出してフォローしてくれる講師は、良い先生だといえます。

通学型英会話スクールの選び方:まとめ

今回取り上げた通学型英会話スクールは、どれも非常に優れたサービスを提供しており、十分おすすめできるスクールばかりです。特にビジネス英語ではGabaやベルリッツ、日常英会話ではイーオンやECC、比較的安くて初心者向けなのはNOVAだといえます。

しかし通学型英会話スクールは、やはり非常に高額な受講料がネックです。ここは、一般的なコースだけでなく、1回完結型のレッスンや1日集中特訓コースを開講するスクールもあるため、受講内容と予算を相談して選ぶと良いでしょう。

英会話を話す機会をなるべく増やすことで、アウトプットを中心としたレッスンを安い料金で済ませたいということであれば、オンライン英会話のほうが向いています。ただ、実際に対面して英会話を行ったり、担任制にこだわるということであれば、通学型英会話スクールも十分おすすめできます。

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