リスニングの技能から講師を選ぼう

オンライン英会話の講師を選ぶ際、リスニングの技能から選んでみることも賢いポイントです。オンライン英会話は自分が話すことでスピーキング能力が高まるだけでなく、講師の発音を聞き分けることで、リスニングを鍛える優れた学習機会になります。

オンライン英会話で聞き取る英語は、市販の教材のように機械的に編集された音声ではなく、実際に目の前で講師の方が発話するリアルタイムの音声です。それだけに、ある程度の緊張感を持って取り組むことができます。

オンライン英会話は、レッスンごとに講師を選ぶ予約制が主流です。数百~数千の在籍講師からさまざまな条件で絞り込んで講師を選んだり、何度も受けたい講師をお気に入り(ブックマーク)に入れることができる場合が多く見られます。

リスニングの技能という面でも、この講師選びをちょっと工夫することで、より良いレッスンを受けることができます。英会話を始めたばかりの方は、「初心者向け」「日本語OK」の先生を選んだり、ゆっくり話してもらうことをお願いすると良いでしょう。

その一方、脱ビギナー~中上級者の方なら、レベルアップすればするほど、講師の発音やスピーキングの特徴にこだわって良いと思います。「自分もこういう発音をしてみたい」と思えるような、お手本になる講師を探していくと良いでしょう。

もちろん、オンライン英会話各社でも、単に講師一覧からさまざまな条件で絞り込んだり、講師のプロフィール表記を拡充するだけでなく、講師の個別ページで発音のサンプルや、自己紹介の動画まで掲載しているところが多く見られます。

特に発音にこだわるなら、動画を見て、講師ごとの発声や話すテンポの特徴がある程度は掴めると思います。口や舌の動きが曖昧ではなく、なるべくクリアでハキハキした、わかりやすい発音をする講師がおすすめです。

オンライン英会話の講師の個別ページを見ると、レアジョブや産経オンライン英会話では音声による自己紹介、DMM英会話、ネイティブキャンプ、QQEnglishは動画による自己紹介、エイゴックスは動画による自己紹介と音声サンプルの両方を公開しています。

また、DMM英会話、ネイティブキャンプ、QQEnglish、エイゴックスは、受講生から講師への5段階評価・コメントを書き込んだり、自由に閲覧できる機能があります。これがなかなか辛口で本音のレビューとなっており、講師選びにおおいに参考になります。

講師の自己紹介動画は、一見するとどれも同じように聞こえる(見える)かもしれません。しかし、話すスピードや発音の特徴が明らかに違いますし、サービス各社によっても、採用する講師のスピーキングの傾向に違いが見て取れると思います。

リスニングに講師を活用しよう

オンライン英会話のレッスンを受講する時には、やはり「この講師のような発音がしたい」「この先生のようなスピーキングがしたい」という講師を選ぶようにしましょう。一言で言えば、自分がお手本としたい講師を選ぶことがポイントです。

自分が話せない英語を聞き取れるわけが無いのと同じように、自分が聞き取れない英語を話せるようになることはありません。スピーキングとリスニングが連動して上達していくのと同様に、お手本となる講師を何度も聞き取ることで、自分が話す英語もよりお手本に近づいていきます。

発音のなまりやイントネーションの癖に関しては、これはもう個人差が大きく、どこの国の講師だからどうだとかいうことは言えません。ネイティブでも発音のなまりが強い方もいますし、非ネイティブでもきれいな英語を話す方はたくさんおられます。

当然ながら、明確な発声、クリアな発音、よどみのないイントネーションできれいな英語を話す講師の方が大部分を占めています。フィリピン、東欧、中南米の講師でも、お手本に出来る優れた講師の方はたくさんおられるといえます。

特に英会話に慣れてきたら、同じことを話したり、同じ事柄を表現するにしても、さまざまなバリエーションのなかからどう英語で表すか、講師によって傾向が違うことにも気づくと思います。

ここはリスニング、スピーキングともに重要なポイントです。自分だったらこう話したいと思えるような講師を選ぶことで、単に話すということだけでなく、お手本となるような表現を繰り返し聞き取るという練習につながります。

もし、自分が選んだ講師の話すスピードが早いと感じたら、ゆっくり話すことをお願いできます。その逆に、リスニングのレベルアップをはかりたいと思ったら、自然なスピードで話すことをお願いすることもできます。

オンライン英会話が初めての英語学習という方にとっては、何が自然なスピードなのか、その基準が分からないということが多いでしょう。ひとつの参考材料としては、TOEICのリスニング問題が目安だと思いますので、一度聞いてみると良いでしょう。

中上級者になってくると、あえて早口の講師を選ぶというのも、ひとつのアイデアかと思います。先述通り、オンライン英会話各社では自己紹介動画を公開していることがあるため、さまざまな講師の動画に当たってみて、会話のスピードが早い先生を選んでみるのも良いかと思います。

聞き取れなかった箇所をお願いしよう

オンライン英会話でリスニングにこだわったレッスンにするには、聞き取れなかった箇所をそのままスルーせず、その場でいったん止めてお願いをしましょう。早めのスピードでリスニングの練習だからといっても、そこを見過ごすのは好ましくありません。

聞き取れなかった箇所があれば、その場で、どこどこの部分からをもう一度言ってもらえませんか?とお願いしましょう。そこで聞き取れなかったら、もう少しゆっくり言ってもらえませんか?と再度お願いしましょう。

また、該当部分が何を言っているのかさっぱり分からないという場合は、Skypeのチャットボックスなどを利用して、タイピングしてもらえませんか?とお願いしましょう。

特に初心者の方に多いのは、こうしたお願いや要望を恥ずかしがったり、躊躇したり、めんどくさがったりする方です。分からなかった箇所を放置し続けていては、一向に上達しませんし、講師に遠慮する必要は何もありません。

あまりにも分からなかったところだらけだったという場合、そのレッスン内容がご自身の現状の英語レベルに合っていない可能性が高く、その場合は教材やカリキュラム自体を見直す必要があります。ただ、そういうケースは極めて稀です。

一般的には、レッスンごとにある程度分からなかったところや新たな発見があったほうが、その分だけ英会話の運用能力や英語スキルが向上しますし、そこで講師へのお願いを遠慮するのは全くの無用です。

オンライン英会話では講師の方も、こうした受講生からのさまざまなお願いやリクエスト(要望)に慣れた方が多いといえます。受講生からの積極的な質問や要望といった働きかけには、講師のほうもその意欲に答えてくれる方がたくさんおられます。

発音やリスニングの技能向上にあたっても、講師がお手本をやってみせて、受講生がそれを練習する姿を確認し、適切なフィードバックをくれる方がたくさんおられます。どういうレッスンを受けたいのか、どんどん出していくことで、学習効果がより高まるといえます。

オンライン英会話では、講師選びの時点からリスニングのレベルアップを考えることができます。自分がお手本にしたいと思えるようなより良い講師を見つけたら、お気に入りに登録して何度も受講し、自分が話したい英語のスピーキング能力も磨くことができます。

レッスンのなかでも、自分の現時点の英語レベルや目標とするリスニング技能に沿った話すスピードをお願いしたり、分からなかった点をリピートしたりゆっくり話してもらったり、タイピングしてもらうこともできます。

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