マンツーマンならOKなのにグループだと話せない?

オンライン英会話の多くは、マンツーマンレッスンであることが一般的です。講師と音声通信またはビデオ通信を使って、1対1で会話を行う受講形式が主流といえます。

これを続けていると、みんながみんなそうだというわけではありませんが、オンライン英会話の受講生のなかには、「マンツーマンなら話せるのに、グループになるとうまく話せない」という方もおられます。

この状態を解消するには、3つの方法が考えられます。1つ目は複数の人の英語を聞き分けるためのリスニング力の養成、2つ目は瞬間的に即応できるスピーキング力の強化、3つ目はグループで英語を話す機会の確保です。

この方法のすべてを必ず行う必要はありません。グループで英会話を楽しめるため、自分が不足している能力を補強できれば十分だと思います。今回は、この3つの方法について、順序よく取り上げていきます。

複数の声を聞き分けるリスニング力の養成

まず、グループで英会話を行う場合、すべての人が順序よく喋るとは限りません。1対1のマンツーマンレッスンのように、互いの話を確認してから自分が喋るだけではありません。

グループでの英会話は、複数の人が同時に話し出したり、誰かが話してるときに別のひとが発音をかぶせるかのように話し出したり、連続して何人ものひとが発言をするということも少なくありません。

グループでの英会話で、他のひとが話してことがさっぱりわからないという方は、この複数のひとが話す英語を上手に聞き分けられないということが原因のように思います。こうした場合は、複数の英語を聞き分ける訓練を行うことで、十分克服できます。

この訓練は、複数の人物が登場する会話素材を使ったリスニングのトレーニングを行うことです。TOEIC LR(TOEIC Listening & Reading Test)で2人または3人の人物による会話を聞き取る会話問題が出るなど、複数の人物を聞き分ける練習素材はたくさんあります。

また、発音記号がわからないという方は、『「やり直し英語」から始める 「ビジネス英語」3か月トレーニング』(NHK出版)をおすすめします。発音記号ひとつひとつについて、口の形や舌の形を図解入りで解説し、音声を識別する基本能力が身につきます。

オンライン英会話のなかでも、リーディング教材を使って気づいた点をどんどん指摘してもらうなど、正確な発音にこだわった学習を入れていきます。このように、発音の基本をしっかり習得することは、単に正しい英語を話す以上の効果があります。

正確な発音に取り組むことは、それだけクリアに英語を聞き分けることができるということです。正しい発音が出来ない英語を聞き分けることはできませんし、発音の識別方法が理解できれば、複数の英語を聞き分ける能力の向上につながります。

瞬間的な英語の即応能力を鍛える

2つ目の解決方法は、瞬間的に英語が出る即応能力を強化することです。自分が話せないことを聞き取れることは無く、早く話せない英語を早く聞き分けることもできません。ここでは、会話の流れに応じて即座に英語表現を浮かべて話す訓練を行います。

例えば、オンライン英会話の場合、講師には先に見せつつ、自分にとっては初見の英文を速読し、その後その英文について、1分間で考えをまとめ、3分間スピーチを行うというレッスンが効果的です。

英文の内容は英文ニュース記事や論説記事のような固めのものから、随筆・エッセイ風のやや軽めの文章でも構いません。さまざまなジャンルの英文を選んでレッスンを繰り返すことで、あらゆる分野の英語表現について、その場で考え、まとまった考えを話すトレーニングになります。

もちろん、ここで選んだ英文は、現状の英語スキルに見合った適度なものが望ましいといえます。分からないとこだらけなのも困りますが、簡単すぎるのも問題です。オンライン英会話各社でもこうした題材を用意してますし、自分の英語スキルが分からないという方は、各社が提供するレベル別診断テストを受けておくのも良いでしょう。

また、オンライン英会話のレッスン中でも、自分で日頃から早く回答することを心がけるのも重要です。ただ早く回答するだけでなく、同じ事柄を表現するのでも、もっとスマートで意味がすぐに伝わる表現に置き換えて伝えることを意識しましょう。

グループで英会話を行う時は、さまざまな方々の発言を聞き分けるだけでなく、そのグループの会話のテンポに合わせていく必要もあります。自分一人が冗長な表現をしていたのでは、そのテンポに合わせることも難しくなります。

長くて遠回しな表現を多用していては、聞く側にも伝わりにくく、他の方々の発音を聞き逃す可能性もあります。英会話のレッスンでも、同じ意味を言う場合でも、なるべく簡潔で伝わりやすい表現を使うようにしましょう。

グループで英語を話す機会の確保

3つ目の解決策は、グループで英語を話す機会の確保です。これは、実行できる方もいれば、そこまでやれないという方もおられると思います。先に挙げた2つの解決方法を続けてみて、なかなか改善しなければ、試してみる価値があると思います。

最も多いのは、英語学習者の集まりであるオフ会に参加することです。自分が受講しているオンライン英会話の受講生どうしの交流会や、SNSでつながった英会話学習者どうしなど、レッスン外のグループで英会話を試す機会はたくさんあります。

こうした交流会・勉強会などは、オンライン英会話とは別物と位置づけ、英会話を試すということにとどまらず、英語学習者どうしが親交を深める機会となります。互いのプライバシーやマナーなど社会的なルールを守って、楽しく行いたいものです。

その一方、手っ取り早くグループで英語を話す機会を確保できるのは、グループレッスンOKのオンライン英会話に申し込むことです。代表的なのは、グループレッスンが受講形式の中心と位置づけているEFイングリッシュライブです。

EFイングリッシュライブは50カ国以上で事業を展開しており、世界最大級のオンライン英会話です。レッスンの中心がグループレッスンとなっており、多国籍のさまざまな受講生と通信回線を結んで、講師が主導する形でレッスンが進みます。

EFイングリッシュライブは、日本人の受講生は少なめで欧州、アジア、中南米の受講生が多く、非常に多彩な国の受講生と臨場感ある英会話を体感でき、プチ留学体験ができるグループレッスン特化型のオンライン英会話といえます。

また、ECCウェブレッスンでは、日常英会話コースならマンツーマン/グループレッスンのどちらにも対応しています。グループレッスンは生徒最大6名、会話形式50分のレッスンになります。

EFイングリッシュライブもECCウェブレッスンも、自社開発の優れたオリジナル教材を使って、一貫したカリキュラムに基づく受講スタイルが基本です。ECCウェブレッスンはとても高額で受講料以外の出費も多いのですが、何から始めたら分からないという方や、教材やカリキュラムといったレッスン内容はすべておまかせしたいという方におすすめです。

ここまで、マンツーマンレッスンなら大丈夫なのに、グループだと英会話についていけない方への解決方法を提案してきました。まずは正確に発音を聞き分けるリスニング力の向上や、瞬間的に話す即応能力の向上というスピーキング力の強化に取り組んでみましょう。

それでもうまくいかなかったという方は、自らグループで英会話を鍛える機会を作っていきましょう。5~6人程度のグループで50~60分行えば、これを続けてみることで学習効果が出てくると思います。

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