オンライン英会話と英文法

2017年1月23日

英文法をオンライン英会話で学ぶのは、日頃の日常英会話では使わない文法の関連用語がたくさん出てくる上に、それを英語で質問したり、英語で説明を受けるといった理解力が求められ、よほどの上級者以外は現実的な学習方法ではありません。

英文法は、英語を話す上で話し手が従うべきルールです。ひとつひとつの英単語から成り立つ英文も、英文法という決まりごとに基づいて作られています。英語を意味のあるまとまりとして理解するために、英文法の理解は欠かせません。

英文法がわかっていなければ、英語の意味を正確につかむことができなかったり、本来の意味とは異なる意味に受け取ってしまうといったことが起きてしまいます。

また、リーディングやライティングはもちろんですが、リスニングやスピーキングにおいても、英文法を正しく理解していなければ、英語を正確に聞き取り、適切に話す能力の向上にとって、大きな妨げとなります。

その一方で、英文法は、発音、リスニング、リーディング、スピーキングなどととは異なり、知識として理解する性格が強い分野です。知識を学習するという意味では、難しいと感じたり、面倒に感じて後回しにしがちな分野でもあります。

英文法には、学校教育や受験勉強の英語のイメージがあります。知識として詰め込むことには、学習することの楽しさや満足感は得られにくいところもあると思います。

ここでいう英文法とは、何も学校教育のように実用性の無い知識まで含め、それを完璧に覚えるようなものではありません。実社会で使う英語に必要な箇所から、理解が足りないと自分が感じた部分だけを学習することで十分です。

英文法を知識として理解することは重要ですが、それは英会話の向上に役立ち、実践的な英会話のなかで使うものだけを抽出したもので十分です。受験勉強のようにひたすら知識を競争するのではなく、必要性に応じてストレスフリーに学習することができます。

英文法は自習で習得しよう

英文法は、市販の教材を使って自習することがおすすめです。先述通り、発音、リスニング、リーディング、スピーキングなどのトレーニングとは異なり、知識として理解する性格が強い分野ですので、独学で集中的に学習したほうが効率は高いといえます。

もちろん、オンライン英会話でも英文法を学ぶことはできます。ただ、出来ないことはありませんが、とても時間がかかりますし、効率的とは言えません。オンライン英会話は、英語の知識を土台にした英語表現の実践能力の養成に向いている学習方法です。

オンライン英会話は、語彙や文法といった知識をベースを使いこなして、実際に喋れる英会話能力を身につけるには最良の学習方法です。これは参考書や独学では得られない点です。

その一方、英会話で要求されるベースの部分は、市販の教材を使って独学で進めたほうが、時間対効果が高く、効率的に集中して知識をインプットすることができます。

特に一般的な日常英会話であれば、中学英語レベルの英文法を習得すれば、英会話の土台には十分といえます。会社員・主婦・自営業・フリーターなどの方が、中学英語の英文法から必要な部分だけを学び直すことができる参考書もたくさん出ています。

中学英語の英文法だけでも、主語と動詞、be動詞、一般動詞、代名詞、修飾(形容詞など)、否定文、疑問文、疑問詞、複数形、命令文など、あらゆる場面で使うことになる英語表現の土台を一通り固めることができます。

英文法の習得自体は、市販の教材を使った自習で十分に身につくことができます。知識の詰め込みのような参考書ではなく、英会話に必要な内容だけを社会人向けにわかりやすく解説した良書がたくさん出ています。

おすすめは「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」(学研)や「中学3年間の英文法を10時間で復習する本」(中継出版)ですが、自分で気に入った本を1冊決めて取り掛かることで十分だと思います。

一般的には、高校レベルの英文法までは必要はありません。ただし、仕事で英語を使う、ビジネス英語で難しい交渉を迫られる、公用の英文メールを書くなど、専門性が高く、高度な英語が要求される方なら、高校英語の英文法までおすすめします。

高校英語の英文法までカバーした一般的な書籍もあまり無いのですが、「総合英語Forest」(桐原書店)は、大学受験の参考書のなかでも一般向けの使用も想定され、社会人にも人気の高いおすすめの参考書です。

高校の英文法は、特に不定詞、同盟し、関係詞、仮定法、接続詞、強調構文、倒置構文、無生物主語構文、前置詞などが複雑になります。基礎が出来ている方にはそう難しくないと思います。これをやれば英文法は完璧といえますが、一般的な日常英会話であれば、必ずしもここまで取り組む必要はありません。

オンライン英会話と英文法

オンライン英会話で英文法の学習をしようと思えば、相当の準備が必要だと思います。まず、基本的にオンライン英会話は質問を行ったり、説明を受けるなど、レッスンのすべてを英語で行うことが基本です。日本語OKの講師もいますが、あまり日本語に頼りすぎるては、英会話は一向に上達しません。

オンライン英会話で英文法を習おうとすれば、英文法の関連用語もすべて英語で聞くことになるわけです。事前に文法用語をどれだけ調べておいたとしても、その使い方やなぜそうなるのかといった点を英語で聞き取って理解する必要があり、これは非常に難易度が高く、これから学習することをいきなりすべて英語で理解するのは困難といえます。

現在では、社会人向けに、単なる知識の詰め込みではなく、使える英語につなげるために必要な英文法の知識をわかりやすくまとめた参考書がたくさん出ています。こうした自習しやすい良質の教材を1冊選んで、独学で習得したほうが効果的です。

その一方、発声や口・舌の形が確認できる発音練習や、発音・イントネーションの間違いを指摘してもらえるスピーキング(音読など)は、講師がお手本を示したり、一緒に練習することが可能であり、オンライン英会話がとても高い学習効果を示します。

また、挨拶から自己紹介、フリートーク、英文ニュース記事を使った速読、音読、要約、ディスカッションなど、英語の4技能(リスニング、ライティング、リーディング、ライティング)をどれでもトレーニングできるのがオンライン英会話です。

オンライン英会話が最も得意とし、英会話の上達に大きく役立つレッスンは、やはりフリートーク、ロールプレイング、ディスカッション、リーディングやスピーキングといった実践練習です。このようなアウトプットは、オンライン英会話の最良のレッスンです。

英語が話せない一番の原因は、絶対的なアウトプット量の不足です。参考書で理解した文法や語彙の知識を、単なる知識で終わらせず、さまざまな会話練習を通じて正しい使い方を実感し、自分で使いこなせる英語表現をどんどん増やす必要があります。

英文法など英語の土台となる基礎の習得は、市販の教材で自習したほうが効率的です。ただ、参考書を使った独学では、英会話が話せるようになる練習の絶対量が足りません。話せないことを聞き取れるわけがなく、リスニングやスピーキングを中心とした使える英語の習得は、オンライン英会話が特に威力を発揮する学習方法といえます。

重要なことは、習得したい英語の技能に応じて、市販の参考書とオンライン英会話を上手に使い分けることにあると思います。語彙や文法といった基礎部分は参考書で自習を行い、ベースとなる部分を駆使して話せる英会話の習得にはオンライン英会話をおすすめします。

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