オンライン英会話は毎日受けたほうが良いか?

オンライン英会話を毎日受ければ、それだけ学習効果も早く出るようになり、英会話の上達も早まると思う方もおられるかもしれません。ただ、それはある程度英会話の能力が身につき、基本的なやり取りなら難なく出来るようになってからの話だと思います。

オンライン英会話で学習の成果を出すためには、事前の準備やレッスン後の復習が必要です。レッスンごとに学び取るものが無い限りは、毎日受講したところで、英会話の技能やコミュニケーション能力には、何の進歩もありません。

オンライン英会話は、英語を話したり聞いたりするアウトプットの量を増やすことで、さまざまな英語表現を使いこなす技能や、瞬間的にパッと英語で話せる能力を身につけることが出来る優れたレッスンです。

ただ、その学習効果を最大限に出そうと思えば、レッスンの時間を少しでも多く、実際に話したり、聞き取ったり、リーディングなど学習の目的にかなった内容に割り振る必要があります。

特に、自分が聞き取れない英語を自分から話せるわけはありません。リスニングとスピーキングの上達は連動しており、講師と豊富に話し合う機会を多く設けることは、オンライン英会話が最も得意とする学習方法といえます。

その一方、全く英語が話せない初心者の段階では、英語を話しようにも、さまざまなことを英語で表現するボキャブラリーの知識が絶対的に不足しています。

また、オンライン英会話はレッスン中に質問したり、説明を受ける場合も含め、すべて英語でやり取りすることが基本です。日本語OKの講師もいるものの、日本語に頼りすぎてばかりでは、英会話の能力は一向に向上しません。

オンライン英会話では、特に初心者のうちは、こうした基本的な単語の意味や綴りを教えてもらったり、発音の練習をするといった基礎練習に時間を多く割いてしまいがちです。しかしこれは、オンライン英会話本来の目的の前段階といえる内容です。

オンライン英会話には予習・復習が効果あり

英会話を早く上達したいと思ったら、教材本来の目的に沿ったものや、自分が聞き取る時間や話し出す時間(フリートークやディスカッションなど)に、レッスンの時間を少しでも振り向ける必要があります。

このため、使用予定の教材がわかっていれば、そこに出てくる単語やフレーズのうち、自分が分からなかったものについて意味や発音を調べておき、自分で言えるようになるまで声に出す予習をしておきましょう。

予習と言っても学校教育のように強制的な義務感で行うのではなく、10分程度で良いので、Weblioや英辞郎のような無料のWeb辞書を使って、次回のレッスン内容から分からなかった単語や表現をリストアップして調べておき、声に出して練習しておけば十分です。

また、次回のレッスン内容で、自分が言ってみたい事柄を英語でどう表すのか、同じようにリストアップして調べ、用意するのも良いでしょう。ここで大事なことは、自分で言えるようになるまで何度も声に出し、使える英語にしておくことです。

こうしておけば、分からない語句が出てくるたびに基本的な知識を教えてもらうことばかりでレッスンが終始することは無く、自分が調べた語句をどんどん試していくことで、新たに使える英語表現の幅が広がり、オンライン英会話本来の目的にかなったレッスンを受けることができます。

自分が用意した単語や事前に作ってみた短文などのフレーズをレッスンのなかでどんどん試してみて、使い方や発音が間違っていれば講師が適切に指摘してくれます。講師からもらったフィードバックもレッスンの直後に復習することで、自分が使える英語表現が回を追うごとに増えていきます。

もちろん、オンライン英会話では復習も重要です。今回のレッスンはどんな目的で受講してどんな話題を話したかや、自分がどんどん試した単語やフレーズ、講師からの指摘を含めた正しい使い方などを一通り再確認し、やはり声に出して自分のものにしていきます。

自分で調べた単語や新たに教えてもらった表現など、レッスンごとに発見した語彙は繰り返し声出し練習をして、次回以降のレッスンでも機会があればどんどん使っていきます。こうして、正しい英語のルールに基づく語彙やフレーズの使える英語を増やしていくことで、英語が話せるようになる技能の向上につながります。

それと同時に、こうした基礎的な語彙の質問や説明に時間を割くこと無く、オンライン英会話のレッスンではアウトプットに集中することで、実際に話したり聞き取ったりする時間を確保することができ、英会話の上達ペースが早まることが期待できます。

特に初心者であれば、レッスンごとに調べることも多いでしょうし、レッスン後の復習でも覚えたり声をだすことで、新たに学んだ事柄をしっかりと蓄積することが重要です。予習・復習は、オンライン英会話の学習効果を大きく引き出すためには、非常に有効な学習方法だといえます。

オンライン英会話の受講回数はひとそれぞれ

こうして見ると、オンライン英会話の受講回数は、特に初心者のように、レッスンで学ぶことが多い場合には、毎日受講することよりも、予習・復習に時間をかけ、1つ1つのレッスンで学び取ったことをしっかりと消化することを優先すべきだと思います。

初心者でなくても、オンライン英会話でさらに英語表現を広げたいとか、今までに無かったレッスン形式で学習したいといった、新しく習得する事柄が多いレッスンを受ける場合には、予習・復習を含め、学習した事柄を自分のなかできちんとストックしてから次のレッスンに進むことをおすすめします。

例えば、今までに取り組んだことが無いテーマでディスカッションをしてみると、そのテーマの話題に関連するボキャブラリーや英語独特の言い回しにたくさん遭遇することが多いと思います。

また、英字ニュース記事を題材にしたレッスンや、初めて取り組んで見るロールプレイングなどは、オンライン英会話の中上級者でも学ぶべきことが多くなる可能性が高いレッスンとなります。

こうしたレッスンは、あまり毎日受け続けても、ひとつひとつのレッスンで学んだことをしっかりと消化しきれず、単に英語で話す量が増えているだけで、自分で使える英語になっていくとは限らず、英会話の大きな上達は期待できないと思います。

その一方、自分がよく知っている分野であり、英語でいろいろな言葉を表現することにも慣れているテーマであれば、予習や復習の負担も軽めになり、自由に話す練習を通じて既知の英語表現を使いこなす練習が成立します。

特にテーマを決めないフリートークの場合でも、自分が好きな分野で英語表現の幅を持っている話題であれば、これは新たな学習をするというよりも、自分が知っている単語やフレーズをどんどん使いこなす練習にしていくと良いでしょう。

もちろん、こうしたレッスンであっても、言ってみたい事柄を英語でなんというのか用意しておいたり、レッスン後に新たな習得事項を再確認することもあるでしょう。講師から指摘されたこともあると思いますし、予習・復習は手抜かりなく行いたいものです。

ただ、この場合は、それよりも瞬間的に話したり聞き分けたり、英会話の即応能力を鍛えるといった会話自体の能力を磨くことに重心を置いても良いと思います。こうしたフリートークなら、毎日と言わなくても受講頻度を高めることができるはずです。

このように、特に初心者や新たに学習することが多いレッスンの場合は、毎日やるということにこだわらずレッスン内容をしっかりストックすることを優先し、得意なテーマを中心としたレッスンでは、受講頻度を高めても良いと思います。

スポンサーリンク